嵐の前の静けさ

孤独なポケモントレーナー

【剣盾ダブル】シーズン35使用構築 グラガエン【最終1870-38位】

 お久しぶりです。剣盾最終シーズンということで、10月後半から急遽ランクマ頑張ってました。目立った成績を残せた訳ではないですが、構築の並びが気に入っているので、記事として残すことにしました。

 

 

【構築経緯】

 シリーズ10,12ではカイオーガを使っていたので、対のグラードンも使ってみたいと思い、グラードンから構築をスタート。対戦を重ねる中で、環境に存在する多くの構築に対し、遅いグラードン+ガオガエンの初手出しが安定することに気付き、この2体を軸として構築を組み上げた。

 

 

【構築コンセプト】

•一般ポケモン多めで伝説環境に抗う。

•全ての構築に対して五分以上の戦いをする。

 

 

【個体解説】

イベルタル@突撃チョッキ

特性:ダークオーラ

性格:控えめ

実数値:223(172)-135(-)-115-178(+84)-118-151(252)

技構成:バークアウト イカサマ 熱風 デスウィング

晴れ下ダイバーンで199-135ザシアンが乱数1発(87.5%~)

 

 グラードンガオガエンから展開する、「守」と「攻」の両方で要となる本構築の核(詳細は【構築の要点】にて後述)。基本的には、ガオガエンの捨て台詞からこのポケモンを展開していく。イカサマは雨下でのザシアンに対する高打点となり便利であった。

 

 

グラードン@オボンの実

特性:日照り

性格:勇敢 

実数値:207(252)-199(+84)-160-*-132(172)-99(-)

技構成:断崖の剣 ストーンエッジ 剣の舞 守る

断崖の剣(シングルダメ)で199-135ザシアンが確定1発(100.5%~)

 

 構築の軸その1。sに下降補正をかけることにより、相手の構築にカイオーガが入っている場合でも、初手置きが安定する。威嚇等のデバフを入れられ置物となった状況を打開できる剣の舞は非常に強力な技で、火力アップアイテムを持たないグラードンには必須級の技であると感じた。

 

 

ブラッキー@ウイの実

特性:精神力

性格:生意気 

実数値:202(252)-*-153(180)-80-176(+76)-63(-) ※S個体値0

技構成:バークアウト つぶらな瞳 欠伸 月の光

 

 アイドル枠。ガオガエンの下から欠伸を打てるようにするため、最遅にしている。ルナアーラやムゲンダイナ等、相手PTにメテオビーム持ちアタッカーがいる場合には、ガオガエンイベルタルが不利を取るため、ブラッキーを投げてデバフをかけにいく。つぶらな瞳は、ガオガエンを投げずともザシアンを弱体化出来る手段として重宝し、これにより、選出の幅が広がった。

 

 

ザシアン@朽ちた剣

特性:ふとうのけん

性格:意地っ張り 

実数値:197(236)-244(+252)-135-*-135-171(20)

技構成:巨獣斬 じゃれつく 電光石火 守る

 

 巨獣斬+電光石火のリーチを最大限伸ばすためA特化。また、環境にボルトロスが存在しないため、sラインを落として耐久に厚くした配分で使用していた。ダイマックス無しで相手のダイマックスと撃ち合える点や、イベルタルに対する処理速度の速さは、このポケモン唯一無二の性能であると感じた。

 

 

トリトドン@食べ残し

特性:呼び水

性格:呑気

実数値:209(180)-*-125(204)-112-118(124)-39(-) ※S個体値0

技構成:大地の力 冷凍ビーム 欠伸 守る

 

 相手のカイオーガが強引にダイマックスを切り、天候を上書きしてくる展開を牽制するために採用。相手PTにトリトドンが刺さっている場合には、グラードントリトドンでダイアースを積み、トリトドンを要塞化して詰めるルートも選択肢として考えていた。上手く扱えばゾンビのようにしぶといポケモンであるが、練度が足りず、その強さを最大限引き出すことが出来なかった。

 

 

ガオガエン@気合の襷

特性:威嚇

性格:腕白

実数値:202(252)-136(4)-146(+180)-*-116(44)-84(28)

技構成:猫騙フレアドライブ 挑発 捨て台詞

 

 構築の軸その2。1番の役割対象であるザシアンへの行動回数を確保するべく、Bに厚くした配分。気合の襷を持たせることで、ディアルガやホワイトキュレム等の高火力特殊アタッカーに対しても、ダイマックス技を耐えて捨て台詞で展開していく動きが可能となっており、先発の安定感が増す一助となっている。モロバレル入りのトリルパに最低限抗うため、挑発を採用した。

 

 

【構築の要点】

・悪タイプ3枚による「守」

 先行ダイマックスはどうしても噛み合いが多く発生すると考えていたため、相手のダイマックスをいなしてから、後発ダイマックスで攻め駒を通すことを、メインの勝ち筋とした。相手のダイマックスをいなす手段として、イベルタルのバークアウト、ブラッキーつぶらな瞳・バークアウト、ガオガエンの威嚇・捨て台詞と、悪タイプ3枚によるデバフを構築に組み込んでいる。

 悪タイプは、防御・特防ダウンの追加効果を持つゴースト・悪のダイマックス技の両方に耐性があり、ダイマックス環境において、「守」のタイプとして非常に優秀である。また、シリーズ13ではイベルタルのダイアークが強い環境であったため、ダイアークの一貫を切る上でも、悪タイプの複数採用は強力であると感じた。

 

・「守」から「攻」への切り返し

 序盤からグラードンダイマックスを切っていく動きは、強力ではあるものの、どうしても相手の後発ザシアンから+1巨獣斬を撃ち込まれ、最終的にダメージレースで不利となる展開になりやすい。一方で、相手のダイマックスを上手くいなした後に、イベルタルのダイジェットで隣のグラードン・ザシアンを加速していけば、相手の後発ザシアンに対しても、上から制圧が可能なことに気付いた。そのため、ほぼ全ての試合でイベルタルに後発ダイマックスを切っていた。

 グラードンイベルタルに関しては、オーロンゲの電磁波で阻害されない点も優秀であり、例えばガオガエン・オーロンゲ等、相手がグラードンに隙を見せてきた場合には、例外的に、剣の舞+ダイジェットでこちらから先に展開していくこともあった。

 

 

【戦績】

s35 1870(38位)

 

 

 構築にポテンシャルは感じていたものの、トレーナーの腕(練度)が足りず、最後は勝ち切ることが出来ませんでした。ただ、短期間で、環境の把握から上位帯で戦える構築の組み上げまで行えたのは、一つ自信に繋がりましたし、今まで使ったことのなかった、グラードンイベルタルブラッキーの強さに気付けたことは、今シーズンの大きな収穫となりました。

 剣盾終わってしまうのは寂しいですが、同時に、新作発売目前で期待に胸が膨らみますね。ここまで閲覧ありがとうございました。